アストリンゴゾールで鼻うがいは危険?嗅覚障害になる危険性?

以前、アストリンゴゾールという海外のうがい薬を用いたセルフBスポット治療の方法を紹介しました。

塩化亜鉛(アストリンゴゾール)を鼻から塗布するのは危険?嗅覚障害になる可能性【セルフBスポット治療】
以前、アストリンゴゾールという海外のうがい薬を用いたセルフBスポット治療の方法を紹介しました。 私はこれまで、耳鼻咽喉科にてBス...

アストリンゴゾールには、上咽頭炎に効果があるとされる塩化亜鉛が、既存のうがい薬の中ではかなり多めに入っています。
なので、アストリンゴゾール原液でのセルフBスポット治療にはなかなかの効果があります。

アストリンゴゾールのAmazonレビューを見ていると、アストリンゴゾールを使って鼻うがいをしたら、もっと効いた、鼻炎にも効いたという意見がありました。
アストリンゴゾールはかなり刺激の強いうがい薬ですが、セルフBスポットはまだしも、鼻うがいに使っても大丈夫なのでしょうか?

この記事では、アストリンゴゾールを用いた鼻うがいの効果や危険性について書いていきます。

アストリンゴゾールを使った鼻うがいは危険?デメリットや副作用は?

結論から言うと、アストリンゴゾールを使った鼻うがいは危険なのでやめたほうがいいです。
薄めて使うのはもちろん、原液なんてもっての外です。

アストリンゴゾールのような刺激の強いうがい薬で鼻うがいをすると、一時的に嗅覚が麻痺したり、最悪の場合、永久的に嗅覚が麻痺する可能性があります。
もちろんそれ以外にも、激しい痛み、涙や鼻水の大量分泌、吐き気など、苦しむ可能性が高いです。

鼻の粘膜はデリケート

アストリンゴゾールは本来、口のうがいに使う薬で、付属のカップで原液を何倍かに薄めて使います。
それでもリステリンよりも強力だそうです。

鼻の粘膜は口や喉の粘膜より遥かにデリケートです。
くしゃみを連発したり、鼻をかみすぎただけで、鼻の粘膜がおかしくなった経験があると思います。

そのようなデリケートな粘膜に、塩化亜鉛入りの刺激の強いうがい薬を流し込むのがいかに危険かは想像がつくと思います。
もちろん、リステリンやイソジンでの鼻うがいも避けたほうがいいと思います。

自分は昔、薄めたイソジンで鼻うがいをしたことがありますが、痛くはありませんでしたが効果もなく、むしろ後鼻漏が悪化しました。

嗅覚が麻痺する可能性

鼻腔内の上部(天井部分)には、匂いを感じる嗅神経(嗅球)があります。
鼻うがいはセルフBスポットと違い、水(アストリンゴゾール)が鼻腔内全体に行き渡るので、炎症と関係のない、嗅神経にまであたってしまいます。

塩化亜鉛などの刺激性の薬剤が嗅神経に当たると、嗅覚を一時的または永久的に麻痺させてしまう危険性があると、海外のサイトで警告されていました。
私が過去にBスポット治療を受けた耳鼻咽喉科の先生二人も同じことを言っていました。

参考サイト
亜鉛の鼻腔内適用は嗅覚障害をもたらす(米FDA)

嗅覚を失うというのは本当に取り返しの付かないことです。
アストリンゴゾールやリステリンなど刺激の強い薬剤での鼻うがいはおすすめできません。

鼻からのセルフBスポットも同様ですが、鼻うがいよりかは嗅神経に当たりづらいとは思います。
それでも、多くの耳鼻咽喉科では推奨されていないようです。

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そもそも効果がない

そもそも、アストリンゴゾールで鼻うがいをしても、アレルギー性鼻炎や上咽頭炎が良くなるという確証がありません。

上咽頭炎の場合は、上咽頭の炎症にピンポイントで塩化亜鉛を塗ればいいわけですから、脱脂綿でしっかりと塗りつけられるセルフBスポット治療が確実です。
アレルギー性鼻炎の場合は、おそらくアストリンゴゾールや塩化亜鉛で粘膜を焼いてもよくならないと私は思います。

現に、花粉症による上咽頭以外の炎症に、セルフBスポット治療の器具でアストリンゴゾール原液を塗りつけてみましたが、痛かったり痒かったりするだけで、上咽頭炎のようにはましになりませんでした。
塩化亜鉛が反応するのはあくまで上咽頭の炎症だけのようです。

まとめ

効果があるかもわからないアストリンゴゾールによる鼻うがいを、上述のようなリスクを背負って実践するのは、あまりに無謀かと思います。

通常の、水で行う鼻うがいでさえも、水道水をそのまま使って行うと、脳に細菌が入って最悪の場合死に至るそうです。
アメリカで実際に亡くなった若者がニュースになっていました。

鼻うがいを行う場合は、アストリンゴゾールなどの刺激の強いうがい薬はもっての外ですが、とにかく慎重に、正しく行わなければいけません。
煮沸した安全な水で行っても、やり方を間違うと中耳炎などの危険性もあります。

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